
カビは植物と似たような構造をしています。
洗濯籠の中に濡れたタオルを放り込んでおいたり、雨で何日も洗濯物を部屋干しにしていたりすると、気がつくと黒い点のようなものがついていたという経験はありますか?それは空気中に無数に飛散しているカビの胞子が付着しているためです。カビは植物と同じように、花や根、茎などの部分を持っていて根を張ります。衣類に付着するカビは白カビと黒カビがありますが、黒カビは特に取れにくいとされています。
カビは植物と同じですので、寄生した物体から栄養分を吸収します。たんぱく質を好みますので人間の汗や脂、食べ残しなどが付着した衣類ではカビが繁殖しやすくなります。赤ちゃん用の涎掛けやタオルにカビが生えやすいのも、唾液などを頻繁に拭いているためです。そして、繊維そのものがたんぱく質である絹やウール、本革などは特にカビに狙われやすい素材です。
カビは寄生した場所に根を張り栄養分を吸収しますので、一旦カビが付着した繊維はもろくなり、劣化が激しくなります。目に見えた変化は現れていなくても、顕微鏡などで観察するとカビの生えた繊維は傷んでいることがほとんどです。また、カビが付着した革製品を放置しておくと硬化を起こします。穴が開いたり敗れやすくなって寿命を縮めますので、大切な衣類はカビ対策を心がけたいものです。
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